ストーリーテラー
畠山 重篤
NPO法人森は海の恋人 理事長
1940年、中国上海生まれ。終戦後、父親の故郷である宮城県唐桑町舞根に戻り、家業の牡蠣養殖業を継ぐ。また北海道から種貝を取り寄せ、宮城県で初めて帆立の養殖に成功した漁業家であり、京都大学フィールド科学教育センターでは教鞭も取る。「森は海の恋人」運動は、古くから近海・遠洋漁業の基地として栄えた気仙沼湾に1960年代からたびたび赤潮が発生、湾内の環境が悪化し、牡蠣養殖業の前途が危ぶまれる中で、1989年、湾内の環境悪化の一因と考えられた森の荒廃を防ぐために地元の漁師仲間達と気仙沼湾に注ぐ大川上流で始めた「海を守る森づくり」に端を発する。翌年からは環境教育を主軸とした体験学習も開始、毎年多くの児童生徒達が舞根を訪れ、今では親子二世代での参加も珍しくなくなるなど、その活動は全国的な広がりを見せている。
畠山 信
かき漁師、NPO法人森は海の恋人 副理事長
1978年、宮城県気仙沼市舞根地区生まれ。高校卒業後、ウェールズ出身の環境活動家で作家の故C.W.ニコル氏に師事し、環境保全におけるフィールドワークの重要性を学ぶ。鹿児島県屋久島での生物調査や環境教育プロジェクトに携わった後、生まれ故郷の舞根に戻り、牡蠣や帆立を生産する漁師として働く。 現在は漁業の傍ら、NPO法人「森は海の恋人」の副理事長として、環境教育を中心とした体験学習を企画・開催している。
工藤 雅教
株式会社インアウトバウンド東北 取締役COO兼CMO
大学卒業後、在京テレビ制作会社に入社、海外紀行ドキュメンタリー番組の制作に関わる。その後、日米英の大学院で学び、国際関係学と社会学の修士号を取得。2011年4月、東日本大震災の復興に携わるため東北へ。2018年4月より現職にて、DMO事業開発、マーケティング戦略立案を担当。GSTC Professional Certificate in Sustainable Tourism 資格保持者。全国通訳案内士(英語)。