宮城・三陸における森里海の連環を体感し、
震災と復興の先に持続可能性の光を観る
30年以上も山に樹を植え続ける漁師の物語をご存知でしょうか?
三陸リアス海岸のほぼ中央に位置する気仙沼湾。古くから近海、遠洋漁業の基地として栄えた港町ですが、1960年代からたびたび赤潮が発生、湾内の環境が悪化します。生活排水の川への流入や森の荒廃が湾を汚染していたのです。
こうした状況に立ち上がったのが舞根地区の漁師達でした。彼らは「森は海の恋人」というスローガンの元、1989年より地元の漁師仲間達と気仙沼湾に注ぐ大川上流で「海を守る森づくり」を始めます。
2009年には同運動をNPO法人化、その活動が全国的な広がりを見せ始めた矢先の2011年、東日本大震災により、舞根の海や生物も甚大な被害に見舞われます。一時は全てを奪ったように見えた大津波でしたが…。
本ツアーでは、東日本大震災によって甚大な被害を受けた宮城県で、「森里海の連環」が地域の復興と再生において果たした役割を、森・里・海それぞれの体験を通じて 紐解いていきます。
そして、その先に示唆される持続可能な未来の担い手としての旅人自身の自己変容に繋がる機会を提供します。多くの人が「もう海では漁ができない」「海水を被った土では作物は育たない」と考えた壊滅的な被害に直面しても決して諦めなかった地域の挑戦者たちを“メンター”として、共感と共鳴による再生型の観光を共に創っていきませんか?
